80年代のジェンダー感

最近、子どもと一緒に、なつかしのアニメ「クリィミーマミ」を観ているのですが、小さい時には気づかなかったであろう、「女の子はこうあるべき」「男の子はこうあるべき」という考え方を表す台詞に、いちいち驚いています。

 

当時は普通に発言されていたようなことなのでしょうが、ここ10年くらいそういう言葉を聞いてこなかったので(香港に住んでいるせいもあるのかも)なんだかカルチャーショックを感じています。

 

例えば、

主人公の優ちゃん10歳の寝相を見て「ひどいねえ、女の子とは思えない」

好奇心と冒険心あふれる優ちゃんに「無鉄砲なんだから」「男の子に生まれればよかったのにね」

オスの猫(宇宙人)に対して「男でしょ、しっかりしなさいよ!」

 

とかね。

 

性格・性質の問題なのだから、

「寝相が悪いねえ、目も当てられないよ」

「無鉄砲で心配ばっかさせて、いつも巻き込まれるこっちは困るよ」

「あなたが怖がってたら、みんな一緒に先にすすめないでしょ、しっかりしてよ」

とかね?

 

性別うんぬん抜きでも、伝えたいことは伝わるのではないでしょうか。